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『バトルステーション:パシフィック』(''Battlestations: Pacific'')は、アクションゲーム・シューティングゲーム・リアルタイムストラテジーの3ジャンルをひとつにまとめ、太平洋戦争の海戦と空戦を舞台とするバトルステーションズシリーズの第2作目。開発元はイギリスのゲーム会社アイドスの子会社、アイドス・ハンガリー。通称は公式、非公式問わず『バトルステーションズ2』、前作のように略して『バトステ2』、『BSP』あるいは副題の『パシフィック』等。 北米では2009年5月12日にWindows版・Xbox 360版を同時発売。日本語版はXbox 360版が2009年5月28日にスパイクから発売。日本語Windows版は現在発売は予定されていない。 == 概要 == ;前作の概容も参照。 本作のキャンペーン・モード(いわゆるストーリー・モード)のステージ総数は約30と、前作の倍以上のボリュームとなった。前作でのキャンペーン・モードは米軍側からの視点のみであったのに対し(その代わり高難度のチャレンジ・モードは日本側ミッションが中心だった)、本作から日本軍視点のストーリーも用意されている。ミッドウェイ海戦から沖縄の戦いまでの太平洋戦争後半を題材としているため、桜花や回天のような特攻兵器が登場。さらには震電のような実戦に間に合わなかった未成機も登場する。 ;グラフィックス :前作では昨今のゲームとしてあまりにも控えめ、地味な印象があった波や砲撃、爆発などのエフェクトも美しく派手なものになっている。 :前作では日本海軍の艦船の側面に、カタカナや(間違った)漢字で艦名が書かれており、今作でも最初の予告の時点では(間違ったまま)艦名が書かれていたが、最終的に削除された。ただ、兵器図鑑などにはそのまま残っている部分もある。 :航空機ユニット操作時のコックピット視点が追加された。計器の配置及び、計器類が実際には動作していない等、多少ディフォルメはされているものの、コクピット内が3Dで機種別に再現されており、ゲーム中いつでも切り替える事が可能。風防(キャノピー)の枠が透けたりはしないため、当時の航空機の視界の良し悪しも味わえる。なお大型の機体ではコクピット視点は無く、同じ操作で銃座モードに移行する。 :艦船、航空機ともに破損のアニメーションが強化され、撃破された時のバリエーションが大幅に増えている。例えば魚雷を受けて船体が真っ二つに折れる、砲撃の衝撃で船が揺れる。航空機では翼がもぎ取れる、粉々に砕け散るなど。なかでも艦船の沈没後、その海域にしばらく小さな残骸が浮遊するようになったのは、ゲームとして珍しい表現といえる。 ;音声 :前作Battlestations: Midwayでは日本軍側の音声が日本語となっていたが、公式フォーラムで英語圏のプレイヤーから「日本語音声では状況の把握が難しい(判断が遅れる)」という声が度々あったため、BSPでは開発途中で日本語音声から日本語訛りの英語に変更された。日本語版では日本語音声に差し替えられている(アメリカ軍側の英語音声はそのまま使用)。 ;音楽 :和風の楽曲だった前作と同様、今回もリチャード・ジャックが作曲を担当する。ちなみに彼はこれまでにジェットセットラジオフューチャーやMass Effectの音楽を担当していた。 ;予告編 :本作はハンガリー生まれのゲーム(洋ゲー)であるにもかかわらず、最初のトレイラーは日本語で制作されていた。特攻隊員の独白という形をとったこの予告編には後に英語字幕がついた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Battlestations: Pacific」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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